精神科デイケア・デイナイトケアによる自立した生活を
精神科デイケア、デイナイトケアは、外来治療の一環として行われています。
治療的環境のもと、お互いの悩みを話し合ったり、スポーツや創作活動、レクリエーションを通して、ご本人自身が病気との付き合い方や対人関係を学んだりするものです。
安心できる生活基盤のもとで、よりよい生活を送り、社会参加ができていくことを目指しています。
デイケア・デイナイトケアの役割
ご利用の流れ
参加ご希望の方は、外来担当医かケースワーカーへご相談ください。
費用について
費用については医師の診察後、自立支援医療費制度の利用を申請することが可能です。
詳しくはスタッフにお尋ねください。
※活動内容によっては、自己負担(制度適用外)が発生することがあります。(外出プログラム参加時等の場合)
デイケア・デイナイトケアの活動内容
社会参加支援活動
社会見学や朗読会など、社会に参加する経験や季節ごとの行事(納涼祭・心の芸術文化祭・桜祭り・ハイキング)などを通し、地域生活への復帰を援助します。
心理教育
メンタルセミナーや社会生活技能訓練(SST)などを通し、自分の病気や症状について理解を深めます。
集団療法
グループワークや談話会など、自分の考えや気持ちを言葉にして体験を分かちあうことで、精神的な安定を図ります。
スキルアップ活動
漢字学習や脳トレで、自分の今の力を知り、スキルアップに自信をつけます。
身体的活動
ストレッチやスポーツなど、さまざまなレベルの運動により、必要な力をつけます。
娯楽・趣味活動
囲碁・将棋やカラオケ、ボーリングなど、日々楽しめるような趣味的活動を手助けします。
創作活動
絵画や手工芸、造形などを通して、自分を表現したり、気持ちを発散することを促し、自己理解をを深めます。
活動の流れ
活動日
月~金曜日(週5日)
デイケア 9:30 ~ 15:30
デイナイトケア 9:30 ~ 15:30
タイムスケジュール
9:30 | デイケア開始 |
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10:00 | ミーティング |
10:30 | 午前のプログラム |
12:00 | 昼食(昼食後の休憩時間) |
13:30 | 午後の活動 |
15:30 | デイケア終了・送迎 デイナイトケアのプログラム |
18:00 | 夕食 (夕食後の休憩) |
19:30 | デイナイト終了・送迎 |
これまでの活動
出版物(詩集)
2004年4月に始まったプログラム「文芸講座」(月2回)でメンバーは自分の気持ちを毎回、詩で表現しています。
今回、作品をきちんとした形で発表しようということにしました。
70名から100名程の人達の作品から選ばれた30篇の詩をもとに詩集が出来ました。本のタイトルになっている「私に似た花それはきっといい花だろう」も私達の作品です。メンバーで構成する編集員会の名「心の風ふく丘」はひとつの詩の題名からつけました。この委員で、沖縄の風景や花など写真も撮影して詩と写真の本となりました。
今年の4月から10月末まで週2回、火曜日と金曜日に編集会議を続けました。どのような手順で詩集の製作はするのか、榎本牧師がコーディネイトをし、「沖縄コロニー印刷」の平良さんとの打ち合わせを繰り返しました。編集会議では、本づくりの進め方で激論を交わし、抜けていった委員も出ましたし、調子を崩す委員も出ましたが、真剣に自分達の詩を形にしてのに生み出す際の文字どおり「産みの苦しみ」だったように思えます。それだけひとりひとりの思いには深いものがあります。次第に形をなしてくる作業をデイケア職員や砂川先生が激励してくださり、病院も温かく見守って下さいました。ここに刊行までに至ったことは、私達にとって大きな体験となりました。手元を離れた詩集がどの様に読まれていくのか、不安や期待で一杯ですが「心の詩」「風ふく丘」がうまく伝わればと願います。(曽原)
メディア出演
RBC 沖縄BON出演 「生きてていいんだ」 2013年6月1日(土)放送
デイケアメンバーの詩を歌手・砂川恵理歌さんが歌詞を
まとめた歌 「生きてていいんだ」の楽譜をダウンロードできます。